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interactive elevator

エレベーターは、乗り合わせた人々が空間を共有することを強要する巨大な機械装置。乗り合わせた人々は、お互いに適度な距離を保とうとして壁側へと身を寄せがちです。もしそれが、相互作用的エレベーターだったとしたら? あなたの存在を察知して、それを視覚化するようなエレベーターだったとしたら?

エレベーターは、好奇心を掻き立てる乗り心地を追求するためにつくられるものではありませんが、その内装が与える印象の大きさは重視されてきました。アーキテキスタイルズ研究チームは、さらに乗り合わせた人々の参加を巻き込むことで、このちいさな部屋を能動的な相互作用空間に仕立て上げたのです。

エレベーターの内壁を利口なテキスタイルで覆うことで、人間の存在をまったく新しい認識で捉えることを可能に。ヒートチェインジングヤーン(熱可変繊維)は繊維が温まると色が変化し、人間の温かな体温は、薄い色合いのシルエットを浮かび上がらせます。冷気に触れると、繊維はもとの色合いに戻ってゆく。エレベーターの壁面が、触れられることに視覚的に反応するのです。

色彩可変壁を持ったエレベーターは、常に変容しつづける存在に。知らず知らずのうちに、乗客たちは色彩変化をもたらす重要な仕掛け人となっています。創造的なテキスタイルに出くわした乗客たちは、次々と壁にあたらしい形を残してゆくこととなり、想像力を掻き立てられたり、または見知らぬ前の乗客たちとつながりあったりして、エレベーターは壮大な経験へと誘います。

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